ぷよぷよDrのムキムキダイエット

内科医による駆け出しダイエッターの備忘録

ダイエット 習慣術

 


 

どうも~

ぷよぷよDrです~。

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今日は習慣術について書こうと思います。

 

特にダイエットについての習慣術ですね。

みなさんはダイエットを続ける上でそれぞれが誓いをもっていたり、モチベを保つためのルールをもっていたりするかと思います。

 

でも、途中で挫折しそうになったり、実際挫折してしまうことってありますよね。

 

習慣化することに向き合うことってなかなかしないような気がしています。

挫折したときって、単に挫折するだけではなく『挫折した事実』からも逃げたくなると思うのです。

 

本来であれば挫折したそのときにもう一人の自分が励まし、もう一人の自分が挫折してしまった自分と一緒に、どうしたら続けられたのかを考えてくれることがブレイクスルーし成長していくきっかけになるのですが、いかんせん人間は感情的生き物。

問題から逃げたり、危険と感じる嫌な気分から逃げる習性が

自己の問題の取り組みから離れてしまう原因だと思います。

 

つまり、失敗したのに無かったことにしてしまう。

失敗したよね?痩せるって言ったよね?宣言したよね?

という痛ーい視線(目)がない場合、

特に自分に嘘をついて、そもそも挑戦なんかしてなかったよと言い聞かせていると

こじらせ率は高くなる気がします。

 

自分への嘘

これがなぜ問題なのか。皆さんは復習曲線というのを聞いたことがありますか?

人間は忘れる動物です。やったこと全てを覚えているのは一種の病。いいことも、嫌なことも忘れることができるから感情を穏やかに保つことが出来るんです。

例えば悪夢をみても忘れられないなら、不快な気分に一日憂鬱にならざるを得ません。

 

エビングハウス忘却曲線

ある授業を受けた後、どの程度覚えていられるかを示す曲線です。

詳しくは赤字をググればでてきますが、

授業をうけて1週間後には全体の情報の25%しか残ってない!というグラフ。

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つまり1週間で75%は忘れてしまうわけです。

ということは、何か困難に出くわし、失敗したことを考えてみましょう。

そうです!失敗から反省をするまでの時間が短ければ短いほど

失敗した状況を覚えているし、間違った選択をした気分を覚えているし、

反省しやすいという環境が超絶整っている!

ということなのです。

 

前フリが長くなりました。

というわけで今回はいかにして継続し

継続は力なりを地で行く人間になるか!を考えてみました。

 

 

 もくじ

習慣化できないときの障壁

 

1 あなたは真面目すぎる

2 高すぎるハードル

3 メニューがつまらない

4 環境が整っているか

5 モチベの話

6 それでもやめそうになったら

 

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習慣化できないときの障壁

1 高すぎるハードル

 

 

さてまずはじめ。高すぎるハードルを設定してしまうパターン。

 

例えば今日から毎日10km 走ろうと決めたとします。

 

続けようと思っているわけですから10kmはキツいことは知っています。

もちろん毎日10km 走れたら痩せることだって知っています。

でも、辛い。あんなしんどい思いを今日もするのかという気分になりますよね。

 

これがもし、『今日は走ろう。何キロ走るかは決めない。音楽聴きながらで4曲聴き終わったら家に着いてるくらいにしておこう!』だったらどうですか?

やれちゃう気がしませんか?

 

実際J-POPとかの曲は1曲あたり4~5分くらいです。

4曲で15~20分くらいは走ることになります。

初めは2~3kmくらいしか走れなくとも習慣化できてからキツいことにも挑戦すればいいんです。誰かと比べる必要もありません。やれることからはじめるんです。

  

もし仮に毎日15分走ることが苦にならなくなったとしたら

大きな前進で、その習慣が大きな財産だと私は思います。

 

高すぎるハードルを毎日苦痛になって飛ぶことができるのであれば

問題はありません。できない人はハードルをさげることを一度検討してみては?

 

 

習慣化できないときの障壁

 

2 あなたは真面目すぎる

 

 

2番目。

 

たとえばJ-pop5曲の間は走ると決めたとしましょう。

続けているとなんとなく3曲くらいでもうしんどくて走るのをやめた日があるとしましょう。

 

皆さんはどう思いますか?

まあそんな日もあるよねって思えた人は心配ありません。

でも、はじめの目標走れてねーじゃん、って感じた人は危険です。

 

習慣化するときのコツは白黒はっきりさせないことです。

たとえば、目標達成率が60%だったとしても、その日取り組んだことを褒めてあげるんです。ここが大事。そしてこれを記録してください。

 

目標の60%しか達成できなかったとしても、走るために外に出て走り始めたこと自体を評価しましょう。習慣化に近づくんですから!

 

で記録したら振り返る。例えば1週間のうち4日しか100%達成できなかったとします。あとの3日間は10分くらい走ってやめちゃったとしましょう。

こうなってしまった場合は1の『ハードルたかすぎたかも』というように戻って計画を立て直すんです。もしかしたら10分走るのを一日2回できるのなら

合計でジョギング20分/日になります。

 

昔は20分以上は続けて走らないと意味がないといわれていましたが、

最近の研究では分割で走ってもOKというデータがありますので心配無用です。

 

要はダイエット計画の微調整をするタイミングを逃さずにすることです。

しんどい思いを無視しないとも言えます。

もし鉄の意志、初志貫徹楽勝!って人は

そもそも耐えることに特化した人。

なのでそんな人は無視でOK。

 

 

習慣化できないときの障壁

 

3 トレーニングメニューがつまらない

慣れです。慣れがくるとわくわく感がどんどん損なわれることがあります。

もともとダイエットの運動は運動好きとか、どMじゃない限り【楽しいぜ!】とはなりにくいかもしれません。こういうときは工夫するしかないと思います。私の場合はみんながどんな運動をしているのかSNS、ネットなどで調べるようにしています。

 

特に有酸素運動時には絶対に有酸素運動だけをしないのもルール化しています。どういうことかと言うと、例えば携帯ゲームをやっている間とか、動画(20~30分)1本見終わるまではエアロバイクを漕ぐというようにしているんです。【ながら運動】が圧倒的に楽です。

 

不思議なことに音楽を聴きながら外を走っていたときと、ただ走ったときとでは

体のしんどさは音楽を聴きながらのほうがなぜか楽なんですよね。

過去、3km走のタイムアタックをしてたこともあるのですが音楽を聴いている時の方が断然成績が良い。残念ながら論文をひいて確証があるわけではなく私個人の経験なのですが。

 

心拍数を120前後にゆるりとする有酸素運動であれば何かをしながらというのは全然可能です。実は私はエアロバイクを持っていましたが『洗濯物干し化』した時期がありました。エアロバイクを使わないので洗濯物のハンガーをかけるだけになった時期があったんです。

 

エアロバイクを音楽を聴きながらやっていましたが飽きたんですね。で、テレビの前にエアロバイクを置くようになってからは続くようになったんです。やったことはただ、エアロバイクをテレビの前に置いただけ。

 

 

 

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習慣化できないときの障壁

4 環境が整っているか

そもそも私は有酸素運動をするときはテレビとか動画を見るときと決めています。

おそらく私は一日20分はテレビを見る習慣があります。ということはテレビを見ない日がないので運動するぞと決めなくとも絶対に運動することになります(もちろんしんどいと思う前には辞めるようにも心がけていますが)。

 

でも、これがもしジムに入会してたり、外に走りに行くとか、プールにいくとかするとなると、数時間はかかるでしょう。毎日定時で帰ることができ、通勤時間はほぼゼロとか、時間に余裕がないと続けられない場合はどうするかは1つ大きな課題です。ジムに行く時間を捻出できない場合、本当にジム通いが自分にとって正解かどうかを吟味するべきです。

 

また、自宅に帰ってしまうと家から出たくないって人もいるかもしれません。

居心地がいいとか、ネットゲームをしたいとか、さまざまな誘惑がある!って方は

自宅で無理して運動するかっていう問題ですね。こういう方はジム通いが向いているわけです。自分にとっての最適な運動環境は千差万別。少し考えてみてください。

 

 習慣化できないときの障壁

5 モチベの話

想像してください。

ある人がソファーで横になって、ポテチを食べながらテレビを見ています。テレビのCMで身体が引き締まったモデルがでてきました。『あぁ、こういうモデルのように引き締まった体型になりたいなぁ』と言ったとします。

 

さて、あなたはどう思いますか?

いやいや、横になってポテチ食ってたら無理っしょ!!!とツッコミませんか?

 

でも実際こういうことってないですか?

 

で、私は断言します。

この想像の中にでてくる『ある人』は引き締まった身体を手にしたい願望はあるのですが、ポテチをテレビ見ながら横になって食べちゃう願望も同時に持っており、

どちらかというと、引き締まった身体よりポテチを食う方が優先順位が高い

といえます。

 

つまり、この『ある人』は引き締まった身体を得ることより、ポテチを食うことを

無意識で選択しています。

ポテチを食うことの刺激の方が幸せであると言い換えることができるのです。

 

人それぞれモチベーションがなんであれ、一度掲げた目標を達成できずに心折れる前に、再度思いとどまるとしたら。誘惑に負けそうになる前に痩せた自分と太った自分のどちらを選択するか。究極の質問を自問自答してみてください。

 

  習慣化できないときの障壁

6 それでもやめそうになったら

 

最後に、それでもやめそうになったら考えること。

それは1と2に戻ることです。

 

は?辞めるって言ってんじゃん!というかもしれません。

 

ですが、あきらめなければ勝ちだと思ってください。

 

実際何度失敗しても、目標を欲する自分がゼロでない限り、『勝ち』だと思うことです。あきらめなければ『勝ち』。簡単でしょう??自分に向き合う、成功するまでやる。これは私の持論ですが、年齢が高ければ高いほど、これまでの習慣、特に生活習慣は変えにくいです。長年生活習慣を変えずにいられたということは、変えなくとも生きていけるのです。でも、変えなくても生きていけるはずなのに、変えようとチャレンジをした。ここが大事だと思います。長年変えなくてもよい習慣を変え、チャレンジした先にいる自分の方が魅力的に映るから挑戦しようと思ったはずです。その気持ちの動きをまた原点にして活力にしてあきらめない姿勢でいれば必ず続けられるはず。私はそう思います。

 

 

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