ぷよぷよDrのムキムキダイエット

内科医による駆け出しダイエッターの備忘録

メタボリックシンドロームって? どうすればいい?

どーもぷよぷよDrです。

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今回は簡単に自己紹介文を入れておきます。

 

私は都市圏でメタボ患者さんと過ごす内科医です。

入院患者さんには糖尿病のために教育入院というのをやっていて、

患者さんに食事と運動を指導し2週間で1~2kgペースで

ゆっくり脂肪痩せ&筋力アップして患者の健康にコミットしています。

 

このブログでは有酸素トレ、筋トレ、食事の話を中心に書いています。

 

がしかし!今回から

健康についても取り上げていこうと思います。

というのもダイエットのきっかけは健診異常を指摘されて

それきっかけで決心する人も多いはず。

 

 

健診にて

医師:どこか調子悪いとこありますか?

 

Aさん:ないんですけど太ってきちゃって

 

 

医師:あー。BMI高いし、血糖とかコレステロールも高いですね。こりゃメタボやん。Aさん運動してますか?

 

Aさん:ほとんどしてないですね。

医師:食事は気をつけてますか?

Aさん:コンビニ飯が多いですね。

医師:じゃあ運動と食事気をつけてみてください。

Aさん:はい、、、。

【・・・、気をつけてって、なにをどうしたら、、、】

 

 

実際こんな感じで困ってる患者さん、多いかもしれません。

脂肪型肥満(腹囲にて計測)を必須項目として、脂質異常・高血糖・高血圧のうち2つ以上を合併した状態がメタボリックシンドロームとして該当します。

 

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脂質異常っていうとわかりにくいですが要するにコレステロールとか中性脂肪とか、

脂肪の代謝に関する物質が多いということです。油っぽい揚げ物、炒め物をたくさん摂取していたり、糖尿病がベースにあったりすると高くなることがあります。

 

脂質異常を指摘されて注意することは

1 別の病気が隠れている?

2 食事など生活習慣の問題?

3 体質の問題?

をきちんと診察してもらう必要があります。患者さんサイドで気をつけられることは

生活習慣の食事、運動の2つですよね。あとはお医者さんに任せねばなりませんので病院へ行くことと過去のブログ記事を参照してください。

 

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高血糖に関しては糖尿病と考えて治療を受けねばなりません。

こちらも食事と運動を気をつけることから開始です。

 

糖尿病の大きな問題点を紹介します。

【なにも症状がないままどんどん病気が進行してしまう病気で、

 症状が出始めると治療しても治らない合併症を引き起こす】という厄介な病気です。というわけでまず病院へGoです。

 

勘違いポイント:

生活習慣で生じた病気は生活習慣を改善することが治療です。

多くの人は病気と言われても、『薬でなおるんでしょ』と思っていますがここが大きな勘違いポイント!

薬は確かに効果がありますが限界があります。糖尿病に関して言うと、薬だけ飲んで生活習慣を変えない場合、内服薬で治療限界が来るのは半年から一年たらず。それ以降はインスリン注射を自分でする羽目になる可能性大!!!

この観点から病院で糖尿病の薬をもらうことになった人は

食事指導(栄養指導)と運動指導を療法受けていることが前提です。もし薬だけもらっていて食事も運動も指導を受けたことがない人は【教育入院、糖尿病】でググってみてください。

 

高血圧といわれたら、高血圧と診断後まず気をつけること3つ。

1 別の病気が隠れていて高血圧になっていないか

2 塩分摂取量が多くないか

3 肥満じゃないか

1の場合、

高血圧と診断された場合、その原因は別の病気の合併症として血圧が高い状態が続く人がいます。その場合は2次性高血圧といい、病院で診断&治療を受ける必要があります。なので1の場合がないかどうか、高血圧といわれたらまずは病院へGoでよいです。

病院へ行っても生活習慣が原因で高血圧になっている場合は生活習慣の改善がないと病気の改善は見込めないことも多いです。なので2、3を気をつけましょう。

2について。日本は塩の文化です。なににでも塩が入っています。一日の目安は6g。

欧米人は割りと余裕ですが日本人は通常10~14g/日食塩を摂取しています。特に味噌汁と漬け物は危険食材です。梅干にいたっては1個で2g入っており私は患者に避けるようにお話しています。味噌汁は具を食べても汁は飲まないこと。大事です。

むくみの記事に減塩のコツを書いています。

 

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 さてここまでは簡単に糖尿病、高血圧、脂質異常症についてお話しました。

とりあえず健診異常を指摘されれば上記を気をつけてみることに加え運動すればだいぶ健康増進に期待できます。

 

では私のようなデブだけど糖尿も脂質異常も高血圧もない人はそのままでいいのか?ということについてもちょこっと触れます。

 

いわゆる未病状態と考えてください。

未病とは健康ではないが病気とは言えない(現時点で検査しても病気とはいえない)状態です。ただ未来の病気のリスクがやはりあるのです。

 

太っちょさん=肥満ですね。肥満のデータがあります。外国では日本以上に肥満率が高いので研究されまくっているんです。そのデータを紹介しますと、

肥満は健康な人とくらべ大腸癌にかかりやすい。

14個もの文献(メタアナリシス)で証明されている事実です。そして健常人と比べリスクは1.4倍です

 

もちろん肥満だけでなく、タバコ吸ってる人や飲酒、脂質異常症、糖尿病の人も

大腸癌の発症リスクは上昇することが分かっています。

つまり、メタボリックシンドローム指摘された人は、普通の人より大腸癌リスクめっちゃ高いということです。なんかへこみますよね。

 

しかし、こうした合併症は予防できるということが私が今回一番言いたいことです。

生活習慣を改めれば改善できることが多いということを

知って欲しいです。

食生活とか、運動に関しては私の過去の記事で十分改善できます。

 

生活習慣改善といわれても

やり方がわからずどうしていいか悩んでいる方は

是非私のhttps://blog.hatena.ne.jp/puyoDr/puyodr.hateblo.jp/edit?entry=26006613465503159#source過去のブログ記事を読んでみてください。

 

 食事内容、運動内容、塩分摂取量が

メタボ改善のキーワードです。

 

 

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